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内科学会

なぜ医師不足になったのか

昭和50年代後半に、厚生省(現厚生労働省)は、医師過剰を懸念して、大学医学部の入学者数を減らす計画を立てました。その結果、昭和60年代から医学部の定員を減らしていきました。実は過剰しているのではなく、人材が増えていくと、それだけの給料を支払わないといけないので、医療費がかさんでしまうという考えでした。これが国の誤算だったのです。結果的には不足という状況を招いてしまったのです。最近では、増やす方向で、医学部の定員をすこし上げていますが、一人前になるには10年かかることを考えると、かなりのタイムラグがあります。今は不足でもあっても過剰になる可能性は否定できません。供給と需要とのバランスを考えていかなければなりませんので、そのへんが難しいところです。とにかく、無医村や離島などは今でも不足していますので、全国どこの地域でも、住民が安心して住めるようにするためには、医師の配置がうまくいってほしいのです。

人材不足は早急に対策すべし

近年医師不足が深刻化しています。このまま放置すれば医療業界は必ず崩壊します。何故そうなるかというと、少子高齢化により高齢者が増加します。高齢になると衰えにより、病気になりやすくなったり体の不調が起こりやすくなります。そうなると病院に行く高齢者が多くなります。その結果患者が増え、医師の負担が増加する事によって不足に陥るのです。対策としては若者に医療に関心を持ってもらう事です。簡単には務まらない仕事ですが、その分やりがいはあるので興味のある人にはインターンシップなどを利用し現場の雰囲気を知れる機会が増えれば良いと思います。他には医師の多様化です。先程不足していると説明しましたが、全ての科が同じように困っている訳ではありません。そこで緊急策として他の科にヘルプを要請し、そこで大まかに対応してから本来の科で受診できれば待ち時間が減り患者も安心できます。このように対策に待ったなしの状態です。今苦しいと将来も苦しい事になるので、後回しにはできない問題です。

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